2013年7月10日水曜日

北八ヶ岳・天狗岳登山

東天狗岳からの眺望
手前から根石岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳
梅雨も明けたので、早速山登りと、近場の山として、景色も良い八ヶ岳・天狗岳に出かけた。八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳、北側を北八ヶ岳と呼ぶ。南は険しい岩稜が続くアルペンルート、北はなだらかな山容と深い樹林帯と点在する湖、各々に違った楽しみができ、非常にユニークな山岳地帯である。
北八ヶ岳の最高峰の天狗岳は、南八ヶ岳に近い山容をし、岩稜登りや、山頂からの360度の絶景を楽しむ事ができる山である。


天狗岳は手軽に行けるので、夏、秋に何回も登っている。今回の登山口は、唐沢鉱泉
三井の森別荘地から、砂利道を15分程走ると、唐沢鉱泉駐車場に到着、ここに車を駐車し準備運動後、登山開始だ
登山日:7/9(火)
コース:唐沢鉱泉(7:10)~分岐(8:02) 黒百合ヒュッテ(8:45 8:55) ~東天狗分岐(9:42 9:48)~東天狗岳(10:05 10:35)~西天狗岳(10:45 12:00)~第2展望台(12:25 12:30)~第1展望台(12:45 13:00)~唐沢鉱泉(13:55)
コース時間:約4時間30分
標準タイムが5時間30分なので、まずまず


日本秘湯の宿 唐沢鉱泉
黒百合ヒュッテと西尾根からの2つのコースがあるが、後者は登りが結構きつく、去年と同じ前者のコースを取る。それ程の急坂ではないが、体は重く足を上げるのが億劫、さらに息もゼイゼイと、すこぶる調子は悪い。こんな調子で登頂できるのかと不安は頭をよぎる。今までの経験則から、汗を流し切り体が軽くすると調子は戻って来るかと思うのだが...。
針葉樹の森の中に佇む黒百合ヒュッテ


渋の湯との分岐を通り、黒百合ヒュッテに何とか到着。標準では、ここまで2時間コースであるが、約1時間半と調子が悪いながらもほぼ順調なペースである。
ここから、目の前の岩場の急坂を登り、天狗の奥庭を回るコースの岩場のピークへ。


天狗の奥庭から望む天狗岳、見事な双耳峰
10分程で岩場に到着、いきなり天狗岳が目の前に現れた。左が東天狗岳、右が西天狗岳の双耳峰の曲線が実に優美である。
すりばち池も水があり、風景に花を添えている。やっぱり来て良かった、この景色を味わえるので、山登りは止められないのだ。





天狗岳稜線までの急坂 白い丸印のペンキが目印
北、中央アルプス連峰が遠くに見えるが、少し雲がかかっている。この辺りは、火山岩のがゴロゴロしている岩場で、道はわかりにくい。ちょっとボーとしていると、道を外れてしまうが、岩には道標の白いペンキが書かれており、これを見失い限り道に迷う事はない。稜線に出るまでは、傾斜が急でかなりきつかった。



学生等が上から降りてくる

稜線に出て、ようやく一息付く。頂上まで後ひと頑張りだ。ふと上を見ると、ジャージを着た学生の団体が降りて来る。これはやり過ごした方が良さそうだと、彼らが通り過ぎるまで待つ。上田中学の学生、この時期長野の学生等には良く遭遇する。年間行事の1つなのだろう。

間近に見える天狗の鼻の岩峰(頂上と間違えてしまうが)を超え、東天狗岳(▲2640m)に10:05到着。思ったより早く着いた。東側は、赤岳へ続く南八ヶ岳の稜線が延々と続く。回りは360度のパノラマ、甲信越の山々の殆どが見渡すことができる、正に絶景である!!
空も真っ青に晴れ上がり、爽やかな南風も火照った体に気持ちよい。
山頂は狭く、時間も10:00とランチには早いので、一休みした後、西天狗岳へ向かう。
左:東天狗岳山頂、右:南八ヶ岳主峰・赤岳(格好いい!!)
一見遠そうに見えるが、10分程で着いてしまう。標高は西天狗岳は▲2646.5mと、東より500m程高い。山頂は広々としており、こちらの方がゆったり出来る。早いけど、ここでランチタイム。標識が建つ、東側の奥のスペースがお気に入り、前日PAXで購入しておいた赤飯、コロッケ。赤飯は甘納豆が入った和菓子屋の手作りで、非常にうまい。と云うか、澄んだ空気の山での食事は何でも旨い。たっぷり時間があるので、しばし昼寝を楽しむ。正に至福な時間
第1展望台から望む西天狗岳
である。
唐沢鉱泉への下りは、うんざりする程長い。最初の20分は岩稜下り、2カ所の展望台を過ぎると、ずっと樹林帯の中。ハエやブヨがまとわりつき、非常に鬱陶しく苛つく。時間にして約1時間程度であったが、非常に長く感じられた

第2展望台からの景色

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。(登山、BLOG作成)!!それだけ脚力があるのが羨ましい。永年の鍛錬の賜物です。

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  2. 息ゼイゼイでしたが、何とか完登!!
    素晴らしい眺望と澄んだ空気、これだから山は止められない

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