朝から冷たい雨が降っている、今晩から明日朝にかけて大雪になるとの予報だが、さてどうなる事やら。こんな陰鬱な天気は家の中で読書して過ごすのが正解か。
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分厚い「英国王室史話」をようやく読了。この本を読もうと思った発端は、歴史ミステリー「時の娘」、王位を得るために甥等を殺したと云われているリチャード3世だが、実は違うのではないか…、を推理していく。この本に刺激され、かつ映画「英国王のスピーチ」、「エリザベス」、「ヴィクトリア世紀の恋」等で断片的な知識は持っていたものの、歴史の繋がりをもっと深く知りたくなり本書を手に取った次第である。ケルト人の土地にサクソン人が侵略、ケルト人は辺境の地スコットランド、ウェールズ、アイルランドに追いやられる。ここにサクソン系の王朝が誕生、その後フランスのノルマンディのウィリアムに征服を持ってイングラン王国の始まり(ノルマン王朝)とされる。と云う事は、始祖はフランス? その後、世襲制に従ってプランタジット、ランカスター、…と王朝が続く。ヘンリー、エドワード、エリザベス、メアリー等馴染みのある名前が出て来るが、あちこちに同じ名前が重複しこんがらってしまう。「英国王のスピーチ」のジョージ六世の王妃がエリザベス、さらに長女もエリザベス(現在の女王)と云った具合。混乱してしまうが、英国の歴史をひも解くのは中々興味深く、飽きずに最後まで読通す事ができた。個人的には、イングランドはエリザベス女王、ヴィクトリア女王と云った「女王の国」と云うイメージが強い。次は彼女等の足跡を辿る歴史書を読んでみようかな。
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