編笠山山頂(▲2524m)から八ヶ岳主脈を望む 左から、阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳 |
絶不調の焼岳登山と違い、今日は調子が良く、編笠から権現岳まで足を伸ばした。
空気も乾燥し、真っ青に晴れ上がった秋空の中、楽しい登山を満喫、充実した1日だった。
登山日:9/19(木)☀
コース:観音平(7:15)~雲海(7:55 8:05)~ 押手川(8:40 8:50) ~編笠山(10:00 10:30)~青年小屋(10:45)~のろし場(11:10 11:15)~権現小屋(11:50)~権現岳(12:00 12:50)〜青年小屋(13:45 13:55)〜押手川(14:40)〜観音平(15:35)
コース時間:6時間25分
( 登り3時間50分、下り2時間35分)
白樺の氣持ち登山道を歩く |
観音平の駐車場には、既に多くの車が駐車されていた。空いている場所に駐車し、ストレッチで体を慣らした後、いざ出発。編笠山は、何回も来ており、勝って知った所である。気持ちの良い白樺の樹林帯を抜けると、徐々に傾斜はきつくなってくる。右手には、長大な三ツ頭の尾根が樹々の間からちらちら見える。40分程で、視界が開け雲海に到着。東に富士山が見えるが、少々かすんでいる。
ずっと樹林帯の中、展望は全く効かず、ひたすら足下に注意しながら登り続け、押手川に到着。薄暗く陰気な所である。青年小屋への巻き路もあるが、編笠山への直登コースを取る。
傾斜はかなりきつくなり、かつ火山岩の岩がゴロゴロしており歩きづらい道をひたすら登る。樹林帯は30分程登ると、視界が開けた場所に出た。南アルプスの素晴らしい景色が元気を与えてくれる。
編笠山直下の岩場の登り |
再び樹林帯に入り、鉄ハシゴを登るとハイマツ帯に入る。森林限界を超えのだな、かなりきつくなってきたが後踏ん張りである。樹林帯を抜け、大きな岩がゴロゴロした道を登り詰め、山頂に到着!!
山頂はかなり広いが、殆ど大きな岩がゴツゴツある感じ。
目の前の八ヶ岳連峰の勇姿は圧巻!! さらに、後立山、北アルプス、乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプス、そして富士山と続く山並み、素晴らしい眺めである。押手川からの登りはかなりきつかったが、目の前に広がる絶景は疲れは癒してくれる。苦労して登っただけの価値はある。これだから山は止められない。
槍穂高連峰(上)、後立山連峰(中)、富士山(下)
山頂の広い岩場に腰掛け、この絶景を目に焼き付ける。近くで来やすい事もあり、何回も登っている山であるが、ここ最近天気があまり芳しくなかった。今日は天候にも恵まれ、本当に素晴らしい景色に出会え大いに満足。
青年小屋とギボシ、権現岳 |
昼飯には未だ早く、30分程、休憩して青年小屋へ向かって下る。
目の前に、2つの峰を持つギボシ(西峰、東峰と云う)と権現岳の姿形が素晴らしい。ハイマツ帯を抜けると、大きな岩で埋め尽くされた岩場となる。ガスった時なんか、道を失い易い所だな。赤いペンキの丸印に従って、大きな岩場を抜けると青年小屋に到着。
再び樹林帯の登りを約30分で、展望の効くのろし場に到着。正面の西ギボシの岩稜は迫力あり、姿形が格好良い。
のろし場は、戦国時代・武田信玄が合図の ために使ったと云う場所...
編笠山と西岳(ガレ場の登りから振り返る) |
西ギボシのガレ場を登る、所々クサリがあるが、さして怖い所はない。後から凄い勢いで登って来る男性がいる。追い抜かれると思い、ちょっと待つ。権現小屋の住人で、台風による登山道の被害状況のチェックをしていて、歩きにくい岩を動かし、登山道の整備をしていた。ありがたい事である、こういう目に見えない努力があり、安全な登山が出来るのだな....。
東ギボシの斜面をトラバース、ここにもクサリが斜面に張ってある。クサリがあると、ちょっと緊張するが、クサリに掴まらなくても、然程危険な所はない。
権現岳への稜線 |
稜線に上がると、赤岳へ通じる八ヶ岳主脈縦走路が一望できる。以前、この縦走路は踏破しており、少々懐かしく感じた。
稜線を下った所が権現小屋、そこから10分程で、権現岳へ到着。
権現岳山頂は、大きな岩が鎮座している岩稜と云った感じで、あまり到達感が感じない。岩稜の下に標識があり、初めてここが頂上だと納得。
東側は三ツ頭の尾根道がずっと続いている(後で気づいたが、この尾根をから観音平へ下るルートがあり、そちらのルートを取った方が良かったと思ったが後の祭り)。
登山道沿いの斜面の草場で、いつもの赤飯で昼食!!
権現岳山頂(▲2715m) |
権現岳から赤岳への稜線を望む |
青年小屋から押手川への下りは、巻き道コースを辿る。大きな岩がゴロゴロし、非常に歩きにくい。いつもの事だが、長い下り道はうんざりする。観音平に着いたときは、ホッとした。今日は天気も良く、楽しい登山だった!!
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