
リドリー・スコットの「キングダム・オブ・ヘブン」で、十字軍の事が以前から興味を抱き、遅ればせながら、塩野七世の「十字軍物語全3巻」を読み始める(本が高く安くなるのを待っていた)。イスラム教徒の支配下であったキリスト教の聖都エルサレムを奪還すべくローマ法王の十字軍結成の呼びかけがきっかけ。その呼び込みに応えたヨーロッパの6諸侯(日本風では、上杉謙信や武田信玄といった地方豪族か)が一路エルサレムに旅立ち、イスラムの領主達と争い、エルサレムに十字軍国家を成立する。領土は東地中海岸沿い細長いエリア(エデッサ伯領、アンティオキア公領、トリポリ伯領、エルサレム王領)。中世の人々は信仰心が実に強く、「神がそれを望んでおられる」のスローガンにのせられるっていうのが理解しがたい。十字軍の名前の由来は、全員が白い衣服に胸に赤い十字を身につけている事から来ている。第1巻は第1次十字軍の結成からエルサレム奪回まで、第2巻はイスラムの反撃となり、いよいよサラディーンの登場となる。
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