2017年8月14日月曜日

ミレニアム4「蜘蛛の巣を払う女」は、もの凄く面白い


ミレニアム3部作を読んでから、もう何年経っただろう。背中に竜の入れ墨、ピアス、パンクロックの異様な出で立ちの主人公リスベット・サランダルが帰ってきた。全世界で8000万部売れた超ベストセラーのミレニアム・シリーズ、作者のラーソンは3部作刊行前に亡くなってしまった。ラーソンは10部作まで構想していたそうで、さぞや無念であったろう。これで終わりかなと思っていた所に続編である。著者が代わり、作風が変わるかと思ったが、何ら違和感もなく自然に入っていける。3部作の要素があちこちにちりまめばれ、見事に続編の形になっている。ハンドルネーム(ワスプ)や、天才ハッカーになったエピソードも語られている(ちょっとワンダーな気がしないでもないが)。
実に面白かった!!
次回作は今年に発売予定、日本では来年以降かな、楽しみである。ちなみに(他の)北欧ミステリーのお奨めは、ヘニング・マンケルの警部ヴァランダー・シリーズ。社会悪に立ち向かう正義感強い警部が主人公。マンケルも亡くなってしまったのが残念である。

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