2015年6月28日日曜日

ブルガリアで出会った人々(1)


ブルガリアの首都ソフィアは大都会化しているが、ちょっと外れると、そこは原風景が広がる田舎の暮しを垣間みる事ができる。今回の旅では(特にブルガリア)田舎の素朴な風景の中で、親切な人達に出逢い、人の温もりを肌身に感じることができた。何かこういう旅も良いですね。
サバレタ・バーニャにて
道端で、自家の畑で収穫した果物を売るおじいさん
通りを歩いていると、道端にリンゴ、サクランボ等の果物をおいた籠が並んでいる。「サクランボが旨そうだな」と立ち止まり見ていると、奥の家からおじいさんが出て来た。ヨロヨロと足下が覚束なく、かなり危なっかしい。1lev分だけ欲しいとお金を手渡す。ビニール袋に入れ秤で測ろうと屈もうとすると、危うく後に倒れそうになった。急いで手を差し伸べ体を支えてあげたが、かなり危なっかしい。自分でサクランボをビニール袋に1/3程入れ、これで良いです、と差し出すと「もっと入れろ」と云う。遠慮していると、「さらに入れろ」と目で催促する。結局、ビニール袋一杯まで入れる事に、1lev以上したのではないかと思う…。家の方に戻る際、肩を支えて玄関近くまで送ってあげた。その内、転げ落ちないかと非常に心配です。サバレタ・バーニャを去る日にも再び出会い、リンゴを持って行けと3,4個くれようとした。せっかくだからと、1個だけ頂きました。サクランボはとても甘く、リンゴは柔らかめで食べ易かったです。「笑顔を絶やさないおじいちゃん」、これからも長生きして下さいね。
宿泊したダリアハウス 看板も何もなく、普通の民家
2階の部屋に宿泊(ゲストは僕1人のみでした)
ダリアハウスまで車で送ってくれた若者
サバレタ・バーニャに着いたは良いが、今日の宿泊先のダイアハウスの場所が良くわからない。道交う人に、手当たり次第聞きまくるが、中々見つからない。そんなとき、道端で休憩中の4,5人の作業員(?)に、「このホテル知りませんか?」と、ホテルの予約書を見せるが、彼等もわからない様子で、さかんに首をかしげている。「うーん、困ったなあ」と思っていると、その中で一番若い男性が電話を取り出し、(予約書に記載された番号に)電話をかけ始めている。ブルガリア語で何を言っているか、さっぱりわからないが、どうやら場所を聞き出しているようだ。電話が終ると、車に乗るよう促される。「え、連れってくれるの?」、思いがけない展開で少々戸惑ったが、「ではとお言葉に甘え」車に乗り込む。がたがた道を走る事、10分程で停車。そこには、女の子を抱いた女性が待っていてくれた。どうやら彼女がハウスのオーナーのようである。お礼を云い、握手をし別れる。ダイワハウスは民宿のような感じで、看板も何もない。これでは近くに来てもわからなかっただろう。車で送ってもらって大正解、彼等の親切には感謝してもしつくせないです。

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