2013年8月29日木曜日

バテバテの焼岳登山

噴煙を上げる焼岳
去年に引き続き、1泊2日で北アルプスの焼岳へ行って来ました。
早朝に出かけ、その日の内に登頂、下山後「中の湯温泉旅館」に宿泊。温泉に浸かり、疲れた体を癒した後、翌日帰宅。
睡眠不足のせいもあったのか、コンディションは最悪、息は切れ、汗だくだく、一歩一歩が重くバテバテの登山だったが、山頂に達したときの達成感、満足度は何事にも代え難かった。登りは辛いが、又行きたい山登りの魅力って何だろう.....。
次はどこへ行こうかと考えるのが楽しみである。

登山日:8/28(水)
コース:中の湯温泉(6:50)~駐車場(7:00) 中の湯新道出合(8:15 8:25) ~コル(9:20 9:30)~焼岳北峰(9:45 10:55)中の湯新道出合(11:50 12:20)~駐車場(13:10 13:25)~中の湯温泉(13:35)
コース時間:約4時間20分
( 登り2時間25分、下り1時間55分)

昨夜はどういうわけか眠れなかった。睡眠不足のまま、早朝4:45に出発。中央高速を松本で降り、上高地方面に向かう。新島々を抜けてから、くねくねした山道、いくつものトンネルを抜け、中の湯温泉にほぼ予定通り6:30到着。旅館で記帳後、車を駐車し出発。
旅館脇の登山道を歩き始め、10分程で登山口のある駐車場に着く。朝早いのに、駐車スペースは満杯、ただ路肩に後5,6台は置けるスペースはある。
歩き出しは平坦であるが、次第に急坂となる。ブナやシラビソの樹林帯の急坂を息を切らし歩いて行く。早くも汗でびっしょり、30分程歩くと、平坦な場所に出て一息つく。ここ
焼岳(左が南峰、右が北峰)
から登り、平坦の繰り返しの道が続く。しばらくすると樹間の陰から焼岳が見え、10分程で出合に到着。ここからの焼岳の眺めは最高である。コル辺りに噴煙が上がおり、プーンとした硫黄の匂いも漂ってくる。
丸太のベンチに座り、しばしこの絶景を鑑賞する。右手の深い草の中に、現在は使われていない旧道が見える



コル 北峰と噴煙


ここからの登りがかなりしんどかった。笹道から、岩がゴロゴロした急坂を喘ぎながら登っていくが、次第に足が重くなり、ペースががくんと落ちる。いつもなら、追い抜かれる事はないのだが、後ろからの登山者に道を譲るのもしばしばだ。後ろを振り返ると、深く削られた沢(下堀沢)と、深い山並みの景色が素晴らしい。ようやくコルに着いたときは、ヘトヘトだった。

焼岳山頂からの眺め
穂高連峰(西穂、奥穂、前穂)と上高地の絶景
左の南峰(▲2455m)は通行止め、右の北峰へ向かう。北峰の岸壁をトラバースすると、上高地へ下る小さなコルに出る。急ない岩場を登り焼岳北峰(▲2399m)に到着!!
真っ青な青空に映える穂高連峰を期待していたが、山の上部は雲に隠れ、少し残念



火口湖(左のピークは南峰)
上高地への下り(焼岳小屋が見える)
上高地へ下る事も考えたが、①観光客が多い、②中の湯バス停から旅館まで登り1時間かかかる、点から却下。同じ道を下り、中の湯温泉には13:35着。
中の湯温泉旅館
チェックインし、体の疲れを取るべく早速温泉に浸かった。露天風呂からは、穂高連峰が見え、最高の保養である。温泉に浸かり、気分爽快のはずが、却って疲れがドッと出てきてしまった。やはり、睡眠不足のままの登山は良くなかったかな....

部屋は穂高の間(6畳トイレ付き)、窓から穂高連峰が正面に見える良い部屋だったが、防音に難あり。隣のボソボソ声が聞こえ、少々いらだった。食事は田舎の素朴な料理、朴葉味噌、豆乳が出る朝食の方が好き。ご飯はちょっと柔らか過ぎ。
←露天風呂、穂高連峰を観ながら浸かる温泉は気持ち良い


2 件のコメント:

  1. 初めまして、八ヶ岳清里の山栗といいます。

    焼岳~中の湯温泉、私たちは上高地に下りたかな、懐かしいです。私たちが行ったときは、雨で視界はゼロでした。山はやはり晴れていなくてはだめですね。

    ヨーロッパのトレッキングに行かれているのですね。素晴らしいです。
    また寄らせていただきます。

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  2. コメントありがとう御座います。
    上高地へ降りる誘惑にかられたんですが、少々バテ気味で気力が失せてしまいました
    欧羅巴の山は雄大で素晴らしく、青空の青さが半端でないです。
    天気も安定し、かつ空気を乾燥しているので、快適なトレッキングを楽しむ事ができます




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